キツイキツイっていうけど…トラック運転手って、なにがきついの?

「ああ…キツイキツイ。」

一口にトラック運転手の仕事と言っても様々。

乗ってるトラックのサイズだったり、
「平ボデー」「ウイング」でも仕事内容というのは変わってきます。

つまり、トラック運転手の「キツイ」というのも色々種類があるという事です。

なので今回は、私が実際に乗務している「大型トラック」の仕事について「キツイなあ」と思うことを、
解説していきます。

トラ男
トラ男

「きつい」と思う事だけ書いていくぜ!

トラック運転手って何がキツイの?

待機時間がとにかく長い!サイズが大きくなればなるほどその傾向が強い

とにかく真っ先に挙げられるのがこれです。

なので分かりやすくするために極端に待機時間が長かった日のスケジュールをここに掲載しておきます。

5時車庫出庫
6時倉庫到着(配達する荷物を積み込みます)
7時倉庫出発
8時1件目の納品先到着(1日平均3~4件ほどに配達します。)
10時配達終了→移動
11時帰り荷の積場に到着(自社倉庫に持ち帰る荷物を積みます)(休憩)
12時~16時待機時間4時間
17時帰り荷積み込み完了
18時自社倉庫到着
19時帰庫
トラ男
トラ男

あんまり仕事してねえな!

トラ美
トラ美

14時間も拘束されてるわね

とある1日のスケジュールはこんな感じです。

5時~19時まで、
実質14時間拘束されてるわけですが体の負担は実際そんなにないです。

ただ、
待ってるのがひたすらに苦痛です。

こんだけ待ち時間が長ければ、色々なことができそうですが、
日によって待機時間というのも違うし、そもそもトラックのサイズがサイズなので、
限られた場所にしか行けません。

また、待機と言っても電話で呼び出してくれる倉庫だといいのですが、

「倉庫が空いたら入ってきて」

というように指示してくるところもあります。

当然そうなれば、
寝ることもできず、ずっと近くにいて倉庫の状況を見てなくてはいけません。

トラ男
トラ男

基本的に電話で呼び出してほしいよな!

わたしの今までの最長待機時間は13時間です。
どうでしょう?きつくないですか?(笑)

ちなみにこの待機時間についてですが、
「国土交通省」が「ちょっとやべえから対策するわ」ってなるくらいです。

国土交通省がトラック運転手の待機時間について遂にメスを入れる

製品破損の出費が痛い!ほとんどは自腹になる

個人向けや小売り向けの配送なら製品破損でも多めに見てくれることが多いですが、
倉庫向けや企業向けの配送だとそうはいかないです。

ほんの少し傷がついていたり、
製品の段ボールの「角」が少し潰れているだけで、

「持って帰ってください」

と言われます。

ちなみにメーカーから「出荷」の段階で傷や潰れがあるときがあるのですが、
そういった場合もその「時点」で指摘するなり、
商品を交換してもらわないと基本的に全部「ドライバー」の責任です。

トラ男
トラ男

倉庫の野郎共も知ってて黙ってる時があるからな!

ちなみに製品破損をした場合は、
比較的大きい運送会社などでも、
毎月の給料に「それっぽい手当名(無事故手当、○○賞)」をつけて、

あくまで、

「製品破損で給料を引くわけじゃないよ?」

というていでその手当が消えていたりします。

本当はそんなことやってはいけないのですが、
これは古くからの運送業界の風習で、常識ともいえます。

トラ男
トラ男

まあ、会社もドライバーが破損を起こすたびその都度弁償なんかしてられねえからな!

トラ美
トラ美

トラ男!そうはいってもみんなわざとじゃないのよ!

余談ですが小売店に買い物に行った時に、
箱潰れや破損している商品が陳列されていると、
「ふざけんな!」って思いますよ(笑)ほんとうに。

これは「運転手あるある」ですね。

トラ美
トラ美

小っちゃい男は嫌だわ

加えて、
メーカーによっては弁済した製品を渡してくれないところもあります。

恐らく商品価値の維持のために、
「転売」などを防ぐ目的ですが、もちろんそれも「ふざけんな!」って思います(笑)

決まった時間に休憩ができない

慣れれば大したことはないのですが、
これは小型から大型までほとんどのドライバーに言えることだと思います。

もちろん決まった時間に休憩をとれるドライバーも中にはいると思いますが、
あくまで少数。

ほとんどのドライバーは当日の運行次第で休憩時間は変わります。

トラ美
トラ美

乗務メインの仕事だと、まったく休憩できない人がいるって聞いたこともあるわ!

トラ男
トラ男

 良くいえば自分のタイミングで休憩できるってことだよな!

事故が怖い!いくら気をつけても防げないものもある。

道路は公共のものでたくさんの人が利用し、走っています。

通常通り走ってるいる分には事故をしない自信がありますが、
中には運転マナーが悪い人もいたりするのでその影響をうけて起こす事故が怖いです。
いわゆる「もらい事故」と言われるやつですね。

トラ男
トラ男

なめた運転するドライバーにはラッパ鳴らしてやるぜ!

トラ美
トラ美

やめなさい!

私も1度、急な車線変更をした車両に後ろから突っ込み、
事故を起こしたことがありますが、
その時「当てられた」車は逃げました。(自分が悪いのをわかっていたのでしょうね)


(実際の画像です…。)

もちろん製品を積んだ状態だったので、
荷物はかなりズレてて悲惨な状態。

幸い、その荷物を積んでいた時は「仕切り材」をかなり入れていたので、
破損が1個もありませんでしたが、
もしなかったらとおもうとゾッとします。

※仕切り材…荷物と荷物を仕切るもの
トラ男
トラ男

養生はちゃんとしないとな!

※養生…保護する”措置”のこと

休憩する場所を探すのが大変!車両が大きくなるほど痛感。

この悩みはトラックが大きくなればなるほど、痛感します。

実はドライバーが休憩する場所がないというのは、
けっこう社会問題になっていて、NHKなどでもたまに特集が組まれていたりします。

トラ美
トラ美

 海老名SAにトラックが溢れてる光景を見たことがあるわ!

やっとの思いで見つけたコンビニの駐車場なんかで、
乗用車が大型車専用スペースにとめてるの見ると(他にも空いてるのに)まじで殺意湧きます(笑)

 

トラ男
トラ男

あいつらはなにがしたいんだろうな!

トラ美
トラ美

いくら大型車専用駐車場といえどドライバーのものではないけどね。少し気を使って欲しいわ。

普通に運行スケジュールがきつい

よく、求人情報誌とかに、

「現在当社で管理職として活躍いる人も昔はドライバー!当社ならステップアップも可能です!」

「ドライバーの気持ちをよくわかってくれます!」

って書いてある会社って見かけたことないですか?

ドライバー上がりの管理職が、ドライバーの気持ちがよくわかるというのは、
確かに事実です。

しかし、彼らは「生かし方も殺し方」も知っているということを忘れないでください。

例えば「Aコース」という、
少し時間的にも体力的にもきつい配送コースがあったとしましょう。

実際にあなたがその「Aコース」を走るときに、
「悪いけど今日ここも行ってくれる?」
と言われ、
「間に合いません」
と答えたら、

「いや、○○と○○の間に時間空くでしょ?その時行けば大丈夫だから。もし間に合わなそうだったら連絡して」

というように「自身の経験から可否を判断して」指示されることがあります。

恐らくこれを指示する管理職の方も、
この「Aコース」を走ったことがあり、
だからこそ具体的に”きつい”指示ができるのです。

トラ男
トラ男

本当に優秀な配車マンっていうのは、とにかく効率的に働かせるのがうまい。
悪く言えば「ドライバーの負担」が増えるってことだよな!

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まとめ

私が大型トラックに乗務していてとりわけきついなあと思う事をまとめるとこんな感じ。

・待機時間がとにかく長い
・製品破損の出費が痛い
・決まった時間に休憩ができない
・事故が怖い
・休憩する場所を探すのが大変
・普通に運行スケジュールがきつい

ざっと書きましたが、
実は「きつい」と思う事は「肉体的負担」が占める割合が多かったりします。

実際にトラックに乗っているときも、
「営業やってた時の悩みに比べたらなんてことはないな~」
と思う事も多々あったり。

煩わしい人間関係が全くないというわけではありませんが、
精神的負担はかなり低いように私は思います。

これは「運送会社の人間関係」という記事でも詳しく書きました。

運送会社の人間関係ってどう?6年働いてみたけどどこも良好だと思う

ただ、運転手を目指していたり、
転職を考えている人にしっかりと伝えたいのが、
「配達先の規模で精神的負担は大きく変わる」
という点です。

規模が小さくなれば小さくなるほど「ストレス」が大きい。

わたしはいま企業向けの配送を行っていますが、
かつて「店舗」だったり「個人」に向けての配送をしていた時は、
本当に毎日「イライラ」することが多かった。

「無茶ぶり」が多いんですよね。

例えばあの安くて有名な企業(名前は伏せときます)の店舗配送をしている時は、
最悪でした。

配送は「ドアtoドア」が基本だと思いますよね?
でもそんなところは珍しくて、
店舗のバックヤードに配達した荷物を置く場所がないから、

「このスペースをちょっと整理してここに置けます?」

ということを平気で言ってきます。

「え?なんでお前の店舗のバックヤードの整理を俺がやんないといけないの?」

って普通思いますよね。

ちなみにこの話と「運転手としての不満」については、こちらの記事でも詳しく書いています。

トラック運転手という仕事に対する不満をぶっちゃける。待機時間長すぎ!

わたしはこういう作業が嫌でいやで大型トラックに乗ったようなものです。

ですから、個人宅向けのヤマトのドライバーや、
佐川のセールスドライバーは本当に尊敬します。

たぶんわたしが経験してきた「無茶ぶり」と比じゃないくらいの理不尽を言われていると思いますので…(:_;)

トラ男
トラ男

まあでも慣れちまえば運転手っていうのも悪くねえもんだぜ!

トラ美
トラ美

悩んでるなら1度やってみるのも全然アリだと思うわ

物流コラム
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この記事を書いた人
丘

運んで運んで6年目です。
最近では、
運ぶだけではこの先厳しいのではないか?と思い「運ちゃんネット」を作ってみました。

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