自動運転がトラック運転手の仕事を奪えない3つの理由

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自動運転の普及によって、

「トラック運転手の仕事は近い将来なくなる」

と思ってる方って結構いると思うんですけど、

「まだまだしばらくは無くならないんじゃないか?」

というのが、私の率直な感想です。

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自動運転がトラック運転手の仕事を奪えない理由

当たり前だけど運転だけが仕事じゃない

まず最初に言いたいのが、今の運転手って純粋な運転が仕事というよりも、降りてからの仕事もかなり多いです。

食品問屋などに納品に行くとよくわかるんですが、

「棚入れ」と呼ばれる作業は規模が小さい倉庫はほとんど運転手がやってます。

棚入れ…客先の倉庫の棚の中に商品をいれること

酒屋さんなんかもそうです。

酒屋に納品に行くと「賞味期限」が近い日を取りやすい位置に「賞味期限」が遠い日を倉庫の奥に、といった「入れ替え」という作業があるのですが、これも多くの酒屋さんでは「トラックの運転手」がやっています。

店舗向けのルート配送をやっている運転手さんのなかには「補充・陳列」をやっているところもあります。

いわゆる個人宅の宅配だったりじゃない、企業間の配送って、ドア・トゥー・ドアであることが稀なんですよね。

このように、当たり前と言えば当たり前ですが、運転手の仕事は運転だけではありません。また、トラック運転手として「技量」が問われるのは運転ではなく、荷物の積み込みです。

私が働いている会社のトップは、

「これからの時代はトラックを走らせないでナンボ」

と言っていました。

昔に比べると物流拠点はかなり増えていて、そもそも長距離を走らせることの需要がなくなってきてるんだと思います。

自動運転が普及しても乗務員は必要

あともう一つ肝心だと思うのはこれですね。

いくら自動運転といっても、自動運転車が事故を起こした時の責任割合だったり、法整備を考えると、

「とりあえず乗務員は必須」

としたほうが色々と都合がいいですよね。

自動運転普及の一番の障壁は、正直法整備なんじゃないかと思っています。

また最近見たTVでバス会社の社長が「自動運転の技術は完全に乗務員を無くすのではなく、乗務員の補助ためにあるだけでも、だいぶ負担は変わってくる。そういった技術が普及すれば人材不足にも対応できるのではないか。」と言っていました。

私もまずはこれで普及していくのが、ベターかなと思います。

多くの会社が”コスト的”な理由で導入ができない

最近出たプロフィアなんかは「PCS(衝突被害軽減ブレーキ)」というのが全車備わっているのですが、周りを見てください。

「最新車両は道路をどれだけ走ってますか?」

例えば、追突を起こさない車っていうのは、運送会社的には、買わない手はないくらいのメリットのはずです。
というのも事故の3割が追突事故と言われてるから。

でも、いざ導入にあたってのコストを計算すると「最新の安全装置」より「事故を起こしにくい乗務員の経験」に委ねたほうが安く済んでしまうんですよね。

もう一つ例にあげると、Amazonの倉庫では「自動ロボット」が活躍していますね。


もちろんこういったロボットは、業種によって向き不向きはありますが、このようなロボットを導入している倉庫や会社は現在どれほどあるか?ということです。

このように技術は確立されているけど「普及」していくかというのは全く別問題というのがよくわかる事例の一つですよね。

つまり、経済的な要因によって、導入できない会社はたくさんあるということです。

まとめ

このように「なくならない理由」を書きましたが、正直私の考えでは「全部自動運転に置き換わってしまえばいいのに」と思っています。

歴史から見ても、

「~は雇用を奪う」

という事が、新しい技術が出るたびに、取りざたされていますが、それが誰かの「不幸」になるのかというと、

そんなことあり得ないんですよね。

雇用を奪うっていう言い方は本当にナンセンスで、自動運転や、こういった技術革新を本当にシンプルに考えると、

「今まで2人でやってきたことが1人でできる」

ってことだと思うんですよ。

だから、こんな素晴らしいことを歓迎しないこと自体がそもそもおかしいんですよね。

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この記事を書いた人
丘

現役の大型トラック運転手。運んで運んで7年目。最近では、運ぶだけではこの先厳しいのではないか?と思い「運ちゃんネット」を作ってみました。

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