トラック運転手って住宅ローン組める?勤続4年でローンを契約した私が解説

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「トラック運転手って”住宅ローン”組めるの?」

これから住宅の購入を考えている人や、現在働いている人、
子供がいてゆくゆくは…と考えている人、心配な方はかなり多いと思います。

結論から言うと、

「トラック運転手でも問題なく住宅ローンは通ります」

こちらの画像は、借り入れた金融機関から、
住宅ローンを組んだ方”のみ”にくるはがきで、

「住宅ローン年末残高等証明書」

というものなのですが、
現在、トラック運転手として働いているわたし宛てに送られてきたものです。
(この裏面は個人情報がたっぷりと詰まっているのでご容赦を(:_;))

つまりトラック運転手のわたしでも問題なく、住宅ローンは通りました。

ではさっそく、わたしが住宅ローンを組んだ当時のスペックを紹介させてください。

・親父は自己破産するお金もないほどのスーパー多重債務者
・年収は400万
・カーローンの残債が100万アリ
・正社員
・勤続年数は4年
・年齢は25歳
・クレカや信販会社の絡む事故歴はナシ
・勤めている会社は有限会社
・会社の社員数は100名未満
・独身
・連帯保証人などはナシ
・頭金ナシ
事故歴とは…クレジットカードやその他ローンの支払い遅れなど

という感じです。

正直なところ、当サイト以外のネット上に書かれたことや、
Q&Aサイトに書かれてることはてんであてになりません。
というより、
「おぬし、住宅ローン組んだことある?」
と言わずにはいれないような、憶測などしか書いてないからです。

なので住宅ローンを実際に契約した、
わたしの知識と経験からわかったことを、まとめてみたいとおもいます。

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トラック運転手は住宅ローンを組める?

トラック運転手でも年収が350万以上あるなら充分可能性はある

まずはこれはトラック運転手だとか職業どうこうではなく、
ここらへんが「住宅ローン」を組む際の年収ラインです。

実際にこれはわたしが聞いたもので、融資を担当してくれた銀行員の方だったり、
売買を仲介してくれた、不動産会社の人に聞いて、教えてもらったものです。
反対にここを下回ってしまうと、少し厳しいともいっていました。

ただ、これはあくまで借入先が「銀行」であったらの話で、
一番有名な「フラット35」などがある「金融公庫」で借り入れる場合は、
その年収ラインはもっと低くても大丈夫な可能性もあります。

一概に年収が350万以下だったら無理というわけではなく、
おおよその目安として、これ以上あれば問題がないということです。

また、わたしが実際に銀行から借り入れた時の年収は、
400万ジャストほどで、2000万までの融資は問題ないと仮審査で出ました。

どんな職業かは”プラス要因”に働くだけで”判断要因”には絶対ならない

一般的にこういったローンなどの融資を引きやすい職業の方を、
「職業の属性がいい」
といったりするのですが、パッと思い浮かぶのが「医者」だったり、
「公務員」の方ですね。

反対に「肉体労働」に従事する方や、
いわゆる「ブルーカラー」と言われる職業の人は、
「ローン」に通りにくいと言われることがあります。

これは半分本当で半分が嘘です。

確かに公務員の方や医者の人が融資を引きやすいの事実です。
これは融資を担当してくれた方が言っていたので間違いではないです。
ただ続けてこう言っていました。

本当はこういうこと話しちゃいけないんですけど…。

確かにですね。どんな仕事をしているかというのは大事なんですが、
あくまでそれは「良い評価」に加点されるだけであって、
それのみで判断するってことは絶対にないんですよね。

これはどういうことかというと、

トラック運転手
・年収500万
・借金ナシ
・事故歴なし
医者
・年収1000万
・事故歴アリ
・借金アリ

という二人の人がいたとしたら、
銀行からお金を借りやすいのは圧倒的に、前者の「トラック運転手」の方なんです。

つまり、実際にローンを組む人の、
「信用」というのが大事ということですね。

親が借金まみれだからというのは全く関係ない

さきほども書きましたが、
大事なのは実際にローンを組む人の「信用」です。

わたしがローンを組んだ時に父は、
事業に失敗し、かなり多額の借金を抱えていて、
自己破産しようにもそのお金すらないという、
ほぼ「夜逃げ」のような状態でした。

なので、住宅ローンを組むことに、
周りの人がどういう状況であるかというのは、
全く関係ありません。

歩合制の仕事で基本給が低い場合には会社に相談すれば解決

住宅ローンを組む時には、原則として「所得証明書」というものをだすのですが、
それに加えて、「給料明細」を提出してほしい。
と言われる場合があるようです。(ちなみにわたしはありませんでした)

これはどんな勤務日数でどれほどの給料をもらっていて、
運転手は歩合給の占める割合が多いのではないか?というところから、
提出を求められることがあるそう。

そういった時にはまず会社に相談してください。

これは「トラック運転手の給料明細公開!」という記事で触れましたが、
どこの運送会社も基本給が安くされていることがほとんど。
なので、そのまんまの給料明細をみせたら印象は少し悪いかもしれません。

そのことを「会社」に伝えれば、おそらく力になってくれると思います。
かなりの大手企業であると、それ自体難しいかもしれませんが、
中小零細の運送会社で「住宅ローンを組む」と伝えれば、
会社側も給料明細については尽力してくれるはずです。

というのも、わたしも実際にそうで、
「もし、給料明細みせてくれっていわれたら力になるからいってくれなー」
と当時の上司が言ってくれました。

実際にいまこれを読んでいる、あなたが働く会社で、
住宅ローンを組む人は、はじめてではないはずです。
なので、借りれるところからは力を借りてしまいましょう。

勤続年数はそこまで関係ない

まず住宅ローンに勤続年数というのも、そこまで関係はありません。
例えばですが、
A社:年収320万」→「B社:年収400万」
というように転職をして、年収が上がった場合は、
間違いなく良い転職ですよね。

唯一勤続年数のようなもので関係があるとしたら、
「働き始めて何年経ったか?」
というところではないでしょうか?

これは住宅ローン審査の時に、
過去3年分の源泉徴収票が必要であるためです。

なので、
「年収は上がったけど…まだ1年くらいしかたってないんだよなあ」
という人でローンを組むのに悩んでいる方は充分に見込みがあります。

住宅ローンを組むうえで最も大事なのは信用

言わずもがなという部分でもありますが、
もっとも住宅ローンを組む上で大事なのは信用です。

ではその信用はどうやってあげるのか?
という疑問を抱えた人は多いと思います。

これに対する最も簡単な方法はお金を借りること。

これは消費者金融から借りるのではなく、
「車のローン」とかのことです。

そしてしっかりと返すこと。
クレジットカードもそうで、
作って利用し、しっかりと返済する。

これをひたすら繰り返すことで、
個人の信用というのは上がっていきます。

一つ気をつけなくていけないのは、クレジットカードでできる、
ショッピングとは別に、ATMなどで現金が引き出せる機能を、
「キャッシング」と言い、これの利用限度を、
通称「C枠」と呼ぶのですが、基本的にこういったローンの審査で「C枠」は借金とみなされます。

なので、あらたにクレジットカードを作る場合は、
よっぽどの事情がない限りはC枠の設定は「0円」にしたほうがいいです。

カードの種類によって、5万円ほどは、
自動的に付帯されてしまうものもありますが、ほとんどの場合で、
C枠に関しては、任意で設定できるので0円にしておきましょう。

家を買って1ヶ月後に車のローンも通った

「さすがに居住年数も浅いし無理かな?」

と思いましたが、問題なく通りました。
もともとかなりのボロアパートに住んでて、
車もボロボロだったので、引っ越すタイミングでなにもかも新しくしたかったんです。

やはり信用に問題がなければ、トラック運転手でも車のローンも通ります。

頭金はナシでも自己資金や貯金は間違いなく必要

「頭金ナシでも家を買えるってことは貯金なくても大丈夫か!」

と思う人もなかにはいるでしょうが、
まったくそれは別問題です。

住宅購入にかかわる費用、
すべてを住宅ローンに組み込むことはできないので充分注意してください。
どんなに最低でも買おうとしている物件価格の8∼10%は自己資金が欲しいです。

むしろ、不動産会社や銀行はそれくらいもってて当たり前でしょ、
という前提ではなしを進めてくるので、無一文で買おうとしている方は、
しっかりとお金を貯めてからにしてくださいね。

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まとめ

その他にも、住宅ローンの返済額が、
年収の30%以上を超えると審査に通りづらいと言われたりしますが、
「この融資額で、この返済ペースだと少し厳しいですねえ…」
といった感じで、ここらへんは銀行や不動産会社の方がしっかりと説明してくれます。

また、住宅ローンには、
「仮審査」と「本審査」というものがあり、
「仮審査」の段階で複数の銀行に申し込めば、
各銀行の「融資上限」などをざっくりですが回答してもらえます。

それと、仮審査に通過した段階で、
住宅ローンは「借主」と「銀行」と「不動産会社」とみんなで話を進めていくようなもので、
おそらくいま、住宅の購入を考えている人が、
想像しているようなものではないので、どうか安心してください。

ちなみにわたしが購入した家は、
今現在「年収の2倍」ほどのものです。

これが3倍4倍となってくると、
それ相応の負担があるでしょうし、体感では世帯年収の3倍くらいが限界かなと思います。
それ以上高くなると、正直未知数で、負担はかなり大きいはずなのでオススメしません。

既にローンを組んだ私が、一つだけ購入を考えている人にアドバイスをするとしたら、
「返済計画はよく考えて」です。

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この記事を書いた人
丘

現役の大型トラック運転手。運んで運んで7年目。最近では、運ぶだけではこの先厳しいのではないか?と思い「運ちゃんネット」を作ってみました。

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