大型トラックのほぼ標準と言っても過言ではない装備、
「クルーズコントロール」
意外と使い方知らない人って多いのではないでしょうか?先に使い方の大まかな流れを説明すると、
・排気ブレーキを切る
・スピードセットする
・スピードを調整
という感じなんですが、これだけではやはりわからない人もいるので詳しい説明をしていきたいと思います。
クルーズコントロール(オートクルーズ)の使い方
クルーズコントロールのスイッチを入れる
まずはクルーズコントロールのスイッチを入れます。
スイッチは赤矢印のもので、
【AUTO】という表記とメーターのマークです。
それでスイッチを入れると、
このように緑色に点灯します。
これは言わば「主電源」みたいなもので「スピードをSETする準備ができたぞ」って事です。
排気ブレーキのスイッチを切る
実はクルコンの使い方がわからないって言っている人で、つまづいてしまっているのはだいたいコレ。
トラックは排気ブレーキのスイッチを切らないと、スピードをセットすることができないんです。これは全車種そうです。
スピードをセットする
任意のスピード(45Km∼85Kmくらいまでセット可能)まで到達したら、
レバーについている【ダイヤル】を下に回して「セット」します。
下回しはセットした後に「減速」にも使えます。こちらのダイヤルを上に回すと「加速」します。
加減速どちらも、一度回すごとに時速1Kmずつくらいスピードアップしたりダウンします。
これはちなみにどちらかに回しっぱなしにすると、回している間加速したり減速したりすることができます。
メーターに【セット完了】のマークが点灯
スピードをセットし終えると、メーターにこのようなマークが出てセット完了します。
クルーズコントロールを止める場合
レバーの側端についているこの「ボタン」をポチットするとキャンセルされます。
その他にも、ブレーキを踏んだり、排気ブレーキをかけたりすると自動でクルーズコントロールは止まります。
まとめ
たまに高速で交通量が少ない時に私も使うんですが、クルーズコントロールって、
勾配のある所でも一定のスピードを保とうとするので、勾配がありスピードが遅くなっていることに気づかないドライバーに、どんどん追いついてしまうんですよ。
勾配で遅くなっちまうことが渋滞の原因になっちまう時もあるんだよな。
他の車を見ていてもセットしてみるとわかりますが、
本当に一定のスピードで走っている人って割と少ないんですよね。
だからこそ、使っても逆にストレスになってしまうこともあるんですけど、東名とか関越などの比較的大きい道路で車間がゆったり保てるところでは、結構重宝します。
なので、中・長距離を走っている人や、頻繁に大きい高速を使用するドライバーはぜひ使ってみてください(*´з`)
また、
今回説明したトラックはFUSOですが、ISUZUもHINOも大まかな使い方は一緒で「主スイッチ→排気を切る→セット」という流れです。
コメント
[…] オートクルーズ装置は最高速度が90km/h(法定速度は80km/h)となっており、ペダルがないので、スピードを出している感覚がなくなってしまう危険性がありますよね。 […]