よく、トラック運転手向けの求人情報誌の中に、
「パレット積みパレット降ろしだから体は使いません!」
「比較的体を使わないので長く働けます!」
と書いてあるのを見たことありませんか?
実は「パレット積みパレット降ろし」でも、普通に作業的にしんどいこともあるんです。
俺ぁなんとなくわかったぜ!
それはなぜか?このページでは、その理由について解説していきます。
パレット積みパレット降ろしでも実はキツイ?
パレット積みパレット降ろしとは?
「フォークリフト」という、上の画像のような車両を使って、荷物を積み降ろしをします。
まあ、なんとなく「イメージ」で分かると思うんですが、「パレット」というものの上に、荷物を載せます。
主にレンタルパレットを使用
お疲れさまです‼
松阪市で積み込み完了!!
倉庫内専用パレットからJPRパレットへ24枚の積み替えは流石にちょっと疲れました(笑)
まぁでも明日パレットで降ろせること考えたらよしとしましょう👌明日はまたもや兵庫県(笑)今度は小野市に向かいます(^^ゞ pic.twitter.com/wiQQwoaSuf
— トモヤ (@5_htt) 2017年9月15日
レンタルパレットというのは、要は「借り物」のパレットですね。
有名どころだと「JPR」「サンコー」なんかが、あります。
JPRは上のツイートのようなピンク色のやつです。
これの上に荷物を載せ、納品先に置いてきます。
それでそのまま終わり。これが理想。あくまで理想。
そう、このレンタルパレットというのが厄介で、基本的に「契約者以外は使用できません」
パレットで積んでパレットで降ろせた!だけど…。
そうです。荷受け先のフォークリフトを借りて、とりあえず、荷物はパレットのまま降ろせました。
ここで悪魔の宣告をされます。
荷受け先「うち、レンタルパレット契約してないから、このパレットの上に乗っかってる荷物、全部うちのパレットに移して。」
ー「…?」
荷受け先「このレンタルパレットにのっかってる荷物を移して」
ー「これを」
荷受け先「全部」
ー「ぜんぶ」
荷受け先「そう、うちのパレットに全部移して」
はい。つまり、フォークリフトで積み込んでフォークリフトで降ろせたけど、荷物は手作業で移したりすることがあります。
全ての倉庫がそういうわけではありませんが、
普通にわりと高い頻度であります。
また、移す荷物が、
相手先のパレットでなかったとしても、「六輪台車」や「カゴ台車」に積み替えることだってよくあります。
手積み手降ろしだからといって「キツイ」訳ではない
実際にこれは運転手を経験してみればわかりますが、
手積みの中にも「楽」な手積みは全然あります。
例えば、パレ積みパレ降ろしなんかは、納品先でかかる時間が比較的少ないので、大型でも納品件数をそれなりに回ることがあります。
反対に、手積み手降ろしはどうしても積み込みにも、
降ろしにも時間がかかってしまうため「一件積み一件降ろし」というのがあります。
また、その積む荷物の重量などによってキツさは変わりますし、確かにパレット積みの方が、いくらか体の負担は少ないですが、どちらも一長一短なんですよね。
まとめ
メーカーや倉庫によっては、比較的遠くて時間がかかる配送先を「庸車(ようしゃ)」に頼み、近くて時間がかからない配送先を、自社便で回し、2回戦3回戦と、荷物を運び回転を上げてるところもあります。
実際、前者と後者、どちらが大変かと言えば、
どちらも同じように大変なんです。
いくら楽な配送先でも、2回3回と走るなら休憩はなかなか取りづらいだろうし、時間にも追われます。
反対に遠くて、全て手作業で、降ろしたり移すなりしても、案外連続した単純作業というのは、慣れればそこまでしんどくないものです。
そして、遠くへ行くときは時間的にも余裕があることが多い。
(自分である程度調節できますからね!)
なので、必ずしも「体を使わないから楽」ということはないので、気を付けてくださいね。
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