「マーカーランプの交換方法は知っていますか?」
この記事ではマーカーランプ本体、電球、カバーの交換方法を解説します。
私自身、電気系はてんでダメで、マーカーが切れたとしても、いつも整備工場に別件で寄るついでに「あ、マーカーもついでに交換してもらっていっすか?」というような感じでいつも交換してもらってました。
面倒だからとかじゃなくて、純粋に交換の仕方がわからなかったんですよね。
いや、なんか電気って怖いじゃないっすか…。なんかね…。
というわけで会社の友人に協力してもらい、実際に交換作業をしたので、詳しく解説をしていきます。
トラックのマーカーランプの交換方法
マーカーランプには色々種類がある
まずはじめにトラックショップやネットに売っているマーカーにも種類があります。
それは、「A型」だったり「G型」だったり、たくさんの種類がありますが基本的にはなんでもつきます。
ではこれらの種類にどんな違いがあるかというと、要はマーカーランプのリングが「樹脂」だったり「ゴム」であるかとか、レンズが「ガラス」だとかそんな違いです。
そしてマーカーは、「電球だけ」とか「カバー単体」でも交換できます。
正直言うと私は全く知らなかったんですけど、本体ごとではなく、どちらか「単体」を交換する場合に、「A型」とか「G型」というので、判断するのですね。
ですから、今回の交換方法も「カバー」「電球」「本体」に分けて説明します。
【知っておこう】マーカーランプの車検適合条件
「マーカーランプを青とかにすると車検通らないって聞いたことがある!」
はい、その通りです。
マーカーの色を青や適合しない色にしたまま、整備工場とかに車検を依頼すると、高い確率で元に戻された状態で帰ってきます。
ある程度の大きさのトラックになると、夜間に他車に対してサイズ感を示すために、ボディの側面に側方灯としてマーカーランプを設置しなければなりません。使用できる色についても条件があり、2008年の「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」においてはこのように記載されています。
「側方灯の灯光の色は橙色(とういろ)であること」
この「橙色」は一般に「だいだい色」と称されているものです。カラーとしては濃いオレンジ色ということになるはずなのですが、実物ではイエローのカラーが用いられています。
詳しくは上記の引用ページにまとめてあります。
簡単にまとめると、
・明るさは300カンデラまで(めちゃ明るいのとかNG)
・側方灯(マーカー)でなければ、色は自由
・車両長さが6m以下の車両は、義務ではなく任意(装着するなら黄色のみ)
・3mにつき一個
という感じです。参考にしください。
マーカーランプの交換方法(本体)
まず本体取り付けに必要な工具一覧です。
・ニッパー
・ビニールテープ
基本的にはこの3つで足りますが、あれば尚良いモノもまとめておきます。
・電工ペンチ
・ギボシ端子
では早速交換していきましょう。
今回買ってきたのは、こんなマーカーです。
「JETイノウエ」で500円ほどで買ってきました。そして交換する側のマーカーはこんな感じ。
まずはトラックのエンジンを切り、灯火類を完全にOFFにしてください。
そして、元からついているマーカーを外しましょう。
こちらのボルトを、「8㎜のスパナ」か「モンキー」を使用してナットを緩めたのち、外します。
工具はなるべく小さいほうがいいです。
マーカーがついてる位置によっては、大きい工具だと交換が大変です。(泥除け等が工具に干渉するため)
外したらこんな感じ。ちなみに電線がついていますが、これはニッパーや電工ペンチで切ってしまいましょう。
また、トラック側の電線を切る位置についてですが、これはなるべく「長め」に切ったほうが良いとのことです。
ジャストサイズで切ってしまうと、足りなくなった時に困るからという理由で。
では、新しいマーカーを取り付けます。
同じように出ているボルトをステーに挿しこみナットをハメていきます。
また、電線は真ん中の穴に通しましょう。
外した手順と同じように装着していき、本締めまで行います。
次に電線。
今回はビニールテープで養生しましたが、マーカーを車検時に交換する予定の人や、「なんか原始的でヤダ」という方は「ギボシ(脱着しやすいため)」等を用いて装着してください。
また、「ギボシ端子の正しい付け方」はこちらのページで詳しく説明されてます。
次に、トラック側、マーカー側の電線をニッパーを使い先端だけ剥きます。
そして互いの電線を合わせてくるくるとねじります。
ビニールテープを巻きます。
これで完成。
どうでしょう?簡単ですよね?
冒頭で私も「電気系はムリ」と書かせてもらいましたが、これくらいなら俺でもできたなっと思いました。(ドヤ)
マーカーランプの交換方法(カバー)
必要な工具はこちらです。
・マイナスドライバー
カバーは「リング」に種類がありまして、カバーだけを交換する予定なら、一度取り外してからカバーを持ってショップに行き、同じものを買うのがベターで間違いないです。
これは先ほどと別の車両ですが、マーカーにこのような「ネジ」がリング部分の側面についてるので、それを緩めて外し、カバーをくるくると回すと取れます。
先ほど本体ごと外したタイプのものは、「ネジ」などは緩めず、そのままグイっと回すとカバーが取れるようになっています。
カバー交換の注意点は、パッキンが中に入ってる場合、それをしっかりとつけましょうくらいですね。
最悪雨が入ってしまい、すぐダメになってしまうので。
また、必要工具の中にマイナスドライバーと書きましたが、カバーがどうしても外しにくい場合などにご使用ください。
マーカーランプの交換方法(電球)
必要な工具は、先ほどのカバーと一緒です。
・マイナスドライバー
先ほどカバーを外した手順で、進めます。
電球が真ん中に挿しこまれているので、これを「押しながら」くるっと回すと外れます。
まとめ
案外やる前から「ムリ」って思ってることって意外と多いですよね。
私にとってマーカーランプの交換がまさにそうでした。
今回取り付けを手伝ってくれた会社の友人に、「マーカーの交換の仕方教えてほしいんすけドォ」と言ったら、「は?大型乗ってんのにそんな事もわかんないの?w」とちょっと馬鹿にされました。テヘ
ただ、こんな簡単ならさっさと自分でやってみるべきでしたね!俺一人でもできたし!(強がり)
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