優良な運送会社の見分け方を現役の運転手が教えます

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優良な運送会社は、案外求人だけの情報ではわからなかったりします。

なので、現役の運転手である私が優良な「運送会社の簡単な見分け方」を解説します。

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優良な運送会社の見分け方

トラックがきれいなところ

これはいじってあるとか、車両の改造(メッキパーツなど)をお金かけて施してあるかどうかというのは関係ありません。

純粋に「車両がきれいかどうか」です。

運転手にしっかりと「洗車」をさせる余裕があるというのは、とてもいいことです。

なぜなら、それは「日常業務」の中で、「洗車をする時間」があるかというのがわかるからです。

本当にひどい会社は洗車をする余裕も時間もありません。

ただ一つ気を付けたいのは、「全体的にきれいかどうか」も、すごく大事。

とある1台だけがきれいというのは、その車の乗務員が「単にきれい好き」の可能性がありますからね。

トラ男
トラ男

本当にきれい好きな奴はいくら時間なくても、洗車するからな!

ボロボロの汚いトラックしかないような会社は要注意です。

安全装置の有無

代表的なアイテムと言えば、

・ドライブレコーダー
・バックモニター
・デジタルタコグラフ

ですね。

これらの安全装置については、「安全」に対してのその会社の取り組み方が伺えます。

というのも、運送会社で1番「利益」を削るのは、「事故」です。

兎にも角にもこれです。

なので、その会社が「事故」をどのように「回避」しようとしているのかもわかりますし、それは「利益」を守ることにもつながるので、積極的に安全装置を導入している会社のほうがいいでしょう。

一つの目安として、4t以上の車両(平ボデーを除く)に「バックモニター」を付けてない会社は論外です。

求人募集を頻繁に出していないか

これは全業種に言えることですが、「求人募集」を頻繁にかけてるところはあまり良くないです。

ここは説明せずとも「言わずもがな」ですね。良い会社には人は残ります。

ある程度、入社を考えている会社を検索エンジンIndeedなどに、「社名を正確に入力」して検索をかけてみてください。

過去の募集歴が残ってたりするので、一つの指標になります。

新車導入の有無はあまり関係ない

「管理職や社長」が車やトラックが好きとか、社員の待遇に関係なく新車を買うとこは買います。

私が知っている運送会社の中にも従業員の給料は安いのに新車ばかり買う会社があります。

私の勤めている運送会社の社長は、

「今大型トラックを新車で購入したら、ただの運送業だとかなり従業員を働かせないと償却できない。っていうかムリ!」

と話していました。

また、新型車両を導入するにあたって、一度に大量に買う会社もあります。

なので時期によっては当てになりません。前述したように、見るべきは「車両」「きれいかどうか」です。

トラ男
トラ男

「新車!」「新車!」って、
アピールポイントに書いてるとこは要注意だぞ!

車両の保有台数はあまり関係ない

いい会社というのは、大量の車両を持ち多くの従業員を雇ってなくても、たくさん存在します。

なので「一つの指標になりえる」ということだけで、あまり当てにしないほうがいいと思います。

大手だからといって「稼げる」わけじゃない

今の運送業界の傾向として、

「拘束時間を短くする代わりに賃金を安くする」

という流れがあります。

なので「その他は優良」ではあるが「稼げない」というのがあったりします。

トラ美
トラ美

今は「佐〇急便」から「ヤ〇ト運輸」に流れる人が多いと風の噂で聞いたわ。
背景には労働環境の改善があるのかしら。
昔は佐〇もキツイけどかなり稼げたみたいね。

まとめ

運送会社の中には、「経験アリ」の人材しかとらないところもあります。

実は「本当にいい会社」というのは、こういうところが多いです。

運送会社が一番嫌うのは事故です。

なので、未経験者を一から教育して、資格を取らせる手間を考えると、ある程度「実績(事故や違反がないか)」がある人間を、それなりに高い賃金で引っ張ってしまったほうが早いし、すぐに「利益」につながりますよね。

長い期間にわたって事故を起こさない人間は、これからもほとんど起こしません。

最後に一つだけ。

運送会社に「面接」が決まったとき、気を付けてほしいことがひとつだけあります。

それは「違反歴や事故歴」に関して嘘をつかないでください。

運送会社の法律上の「義務」として、新たに運転手として雇い入れる者の「事故歴や違反歴」を”把握”しなくてはいけません。

なので、面接時に嘘を申告したとしても運転記録証明書などを求められた場合は、ばれてしまうからです。

「嘘」に関しては、後々の人間関係にも大きく影響する場合があるので、これだけは気を付けてくださいね。

転職
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この記事を書いた人
丘

現役の大型トラック運転手。運んで運んで7年目。最近では、運ぶだけではこの先厳しいのではないか?と思い「運ちゃんネット」を作ってみました。

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コメント

  1. S より:

    コメントさせて頂きます。
    今年の春に福山通運か西濃運輸のセールスドライバーの面接を受ける予定の25歳男です。

    私は2016年の4月に今の運送会社に配送ドライバーとして入社しましたが、入社後3ヶ月の間に

    ①停車中の自販機配送車を避けようとした時
    対向車線の奥から大型トラックが来たので急いでその配送車をよけて進もうとして焦ってタイミングが早すぎて自販機配送車の前部分に軽く接触
    (自分のトラックの左ミラーにヒビが入ったが相手方のトラックに目立つキズはほぼなし)
    ②トンネル内の壁に左ミラーが軽く接触(少しヒビ)
    ③会社の敷地内でバックしようとしたところ隣の敷地が畑なのですがその境目の柵に右ミラーが軽く接触(キズはほぼなし)

    起こしてしまい、会社の業務命令でドライバーから庫内作業員に配置転換となりました。

    運転記録証明書は上記のことは載っておらず累積0点なのですが

    履歴書には正直に
    ドライバー(3ヶ月)及び倉庫作業として勤務と書き
    (経歴詐称になる可能性があるので)

    それを見たとき高確率で採用担当の人がなぜ3ヶ月だけ?だと聞いてくると思うのですが、

    上3つ全部言わなければ行けませんか?
    全部答えるのが嫌なため①と③のみ答えようと考えています。

    • 丘 より:

      こんにちは、丘です。

      ん~少し難しいところですが、ありのままを話すのが一番良いと思います。採用後の会話とか、なんだかんだでばれることが多いですからね。
      また、運転手経験も三ヶ月だけであれば、ほとんど未経験と一緒です。
      選んで今までのことを隠すくらいなら「全て話さずに」現状の運送会社にも「庫内作業員」として働いてたと言ったほうが、
      いくらか心証がいいとは思いますね。例え運転の経験が無くても、庫内作業をしていた人は物流の流れをよく知っているので、それだけでも貴重な経験です。
      それと多少都合が悪いことを話さないのは個人的に詐称ではないと思います。「S」さんが起こした物損や事故も、必ずしも「報告が必要」とは思えませんしね。

  2. S より:

    Sです
    面接で言っても無駄かもしれませんが、
    「庫内の作業員になったあとも業務とは関係がないのですが

    「ドライバーとしていつかまた復帰したい」という想いが強くあったため

    仕事の休日の日などに月一のペースで自動車教習所のトラック運転技能講習を
    今までに合計25回受講し
    運転技術を磨き続けていった結果

    最終的には
    初めの時よりも 一層、安全意識及び運転中の注意力を高められるようになり、
    トラックの運転技術も初期よりも大幅に上達する事ができました。

    結果として前の会社では倉庫内の作業員で勤務し続けるように指示されたため その部署で勤務し続けることになりましたが

    今でも あの時のことを猛省し、二度とそのような事がないように、常に心掛けております。」

    とアピールすれば採用される可能性は少しでも上がりますかね?

    ※25回講習を受けたのは嘘ではなく本当です。

    • 丘 より:

      なんと!!
      素晴らしいじゃないですか!!
      そこまでされてるのなら、すべてありのまま話すべきだと思いますよ!運転の技能や安全確認の仕方でも、それだけ受講されているなら未経験とは全く別物だと思います!
      プラスとして、その受講を証明できるものがあると、もっといいんですけどねえ。。。

  3. S より:

    Sです受けた証拠として
    今までに受けた25回分の領収書をちゃんと保管しているのでそれを面接時に見せる予定です。

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