「プシュウ~」
トラックの隣や近くにいると、様々なエアーの音が鳴っていますよね。
実はその音にも色々と種類があって、
聞く人が聞けば、どんな装置の音なのか?というのがわかります。
トラックに乗務したことのない人で、気になる方も少しはいると思うので、それについてまとめてみました。
エアーの音からわかるトラックの装置
プッシュウーン(サイドブレーキ)
完全に個々の感想も混じってしまうのですが(笑)、
サイドブレーキを引いた際に出る音は「プッシューゥゥゥン」と、少し伸びた音がします。
また、車種(UD、ISUZU他)によって少し変わるのですが、だいたい似たように、伸びたような音がします。
ちなみに大型のサイドブレーキは「ホイールパーク式」というものです。
パーキングブレーキレバーを操作することで、パーキングブレーキ用のブレーキチャンバー内の圧縮空気を抜き、開放されたスプリングの力でパーキングブレーキブレーキをかけるというものだ。ブレーキ自体は、フットブレーキで使用している後輪のドラムブレーキを作動させている。
引用 中古トラック買いたい
つまり、こちらに書いてあったことを要約すると「ブレーキ」は常にかかった状態で、エアーの力を使ってブレーキを解除しているようです。
つまり「プッシュウーン」という音が出るのは、ブレーキチャンバー内の「空気が抜ける音」なんですね。
そしてブレーキを解除したときに、そこにまたエアーが入るという仕組みです。
4tや通常の乗用車とは、仕組みそのものが違うことが伺えます。
プシュ、プシュ(フットブレーキの音)
これはあんまり、大きな音が鳴らないので、正直聞き分けが難しいです。
通常は、ブレーキを踏み、離した際に音が鳴ります。
たまに出くわす「キッシューン」という音は?
キッシューンという装置をつけると、
ブレーキを離した際に出る音が、かなり変わります。
よくYahoo知恵袋なんかで、
「あの音はいったい何なのでしょうか?」
と質問されたりしている、その例の音。
私は「ピョーン・ピョーン」とかって聞こえるんですが、これも聞こえ方は、人それぞれですよね
プシュンッ(坂道後退防止機能解除音)
たぶん、一番良く耳にするのが、この音だと思います。
動画のタイトルには「エアブレーキ音」と書いてありますが、
これはFUSOの「EZGO(イージーゴー)」と言って、坂道後退防止の解除音です。(いすゞだと「HSA」だったり、メーカーによって呼称が違う)
信号待ちでこれを使う運転手が多く、理由としては一度ブレーキを強く踏み込めば、
ブレーキを踏まなくても、停止していられるからです。
この状態で、アクセルを踏むと「プシュンッ」といって、装置が解除され、動画のような歯切れのいい音が鳴ります。
まとめ
(このタンクにエアーを貯めています)
長く運転手をやっている人なら、
「あ、これはHINOのサイドブレーキの音か…?」
というように、メーカーごとに音の聞き分けができる人もいると思います。
特に、さいきんの「ISUZU」はサイドブレーキを引いた音が、かなり静かなのですが、「HINO」や「UD」なんかは、いまだにけっこううるさいです(笑)
こういった細かな特徴があったりするのですが、さすがにこれは、一般の人はまずわからないし、
そこまで興味のある人はいないと思うので(笑)だいたいの音の特徴からわかる、装置のことだけまとめてみました。
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