「トラックのバッテリーって二個あるけど、ブースターはどう繋げばいいんだろう?」
知ってる方は多いと思いますが、トラックは24vです。
ですから、バッテリーが上がったとしても、同じ24vで復帰させなくてはいけません。(間違っても乗用車や12v車で復帰させてはいけませんよ)
そのブースタケーブルの繋ぎ方を詳しく解説します。
トラック(24v)ブースターケーブルの正しいつなぎ方
ブースターケーブルを繋ぐ手順
まず最初におおまかな手順を説明します。
②救援車の+に繋ぎ
③救援者の-から
④故障者のフレームに繋ぐ
この順番でブースターケーブルを繋ぎますので、覚えておいてください。
ブースターケーブルを噛ませる位置について
いきなり手順を解説されても、
「えっと、どこにどれを繋げばいいの?」
ってなりますよね。
トラックはこのように、バッテリーが2個並んでいると思います。
そして、連結されている部分の端子は使用しません。
端子を噛ませるのは、奥の二つの部分。
どっちがプラスかマイナスかは、バッテリーの蓋をよく見ると、このように書いてありますのでしっかりと確認しましょう。
バッテリーが汚れていると、この「+」と「-」が汚れで隠れている場合があるので、手で払うなり、汚れを落として確認しましょうね。
①故障車のプラスから繋ぐ
では、さっそく作業を進めていきます。
まずは、故障車側の+に噛ませます。
ちなみに噛ませる位置は「ここ」です。
先ほども説明した通り、連結されている方の+に噛ませてしまうと、最悪ショートしてしまうので充分に気をつけてください。
②救援車のプラスへ
次に救援者の+に噛ませます。
噛ませる位置は故障者と同じです。
③救援車のマイナスに噛ませる
救援車のマイナスに噛ませます。
④故障者のフレーム(バッテリーから離れた位置)に噛ませる
なぜ故障者側のフレームに噛ませるかというと、最後のマイナスを噛ませる時は、既に電流が流れているので、火花が散ることがあります。
それがバッテリー内部の「水素ガス」に引火して、爆発することがあるそうな(;´・ω・)
マイナスは結局フレームにつながっているので、どこに噛ませても同じ効果があります。
ですから、”なるべく”バッテリーから離れた位置のフレームに繋ぎなさいよということですね。
(トラックの説明書にもそう書いてあります。)
ただ、あくまでなるべくと書かれている通り、フレームの位置がよくわからんって人とかも当然いると思うので、最悪マイナスでも問題ないかなと。個人的には、個人的にはね!(笑)
⑤ブースターの外し方
繋いだ時と逆の順番で取り外します。
②救援車のマイナス
③救援者の+から
④故障者の+へ
が外す順番になります。
よく確認しながら作業を進めましょう。
⑥作業完了
バッテリーがかなり弱っていて、エンジンがかかるのに時間がかかりそうなら、救援車側のアイドリングをあげると、より早く復活させることができます。
また、正しくつないだのにバッテリーが復活しない場合は、原因はまた別にありますので、余計なことはしないようにしましょう。
補足情報
語呂紹介
まず覚えておくと便利なわたしが作った語呂があるので紹介させてください。
(「故障した」「 プラスから」)
ん?微妙ですか?あ、そうっすか…。
ブースターケーブルはディーゼル用のものを使用する
今回使用したブースターケーブルは、撮影のためだけなので、乗用車用の物を使用しました。
実際のトラックでやる際は、「24v車用」のブースターケーブルをきちんと使用してください。
乗用車に使用するような、細いケーブルだと熱をもち危険ですし、復帰させるのにかなり時間がかかります。
万が一繋ぎ方を失敗してショートさせたらどうなる?
最悪の場合、車両のメインCPUが過度な電流でイカれてしまい、高額な修理費用がかかることも。
ちなみに温厚な私の上司に、
「もし僕が、ショートさせたらどうします?」
って聞いたら、
「お前をぶっ壊す」
と言われましたw
それくらいには惨事なので充分気をつけてください。
自信がない人は、しっかりと車両知識に精通した人の指導の下行いましょう。
まとめ
備忘録として作成しました。
私の会社は管理の行き届いてない車両が多いので、頻繁にトラックがバッテリー上がりを起こします。
そのたんびに、「あれ?24vの繋ぎ方ってこれであってたっけなあ…?」となるので、ほぼ自分のために作成してみました。
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