なぜバスにはスピードリミッター装着が義務付けられていないのか?

既に知っている方は知っていると思いますが、
「大型トラック」には、スピードリミッターというものがついていますよね。

これはどういうものかというと、燃料の供給をコントロールして、
「90Km以上」の速度が出ないようになっています。

2003年から装着が義務付けられたのですが、
背景にはやはりトラックの「事故」の多さがありました。

実際にスピードリミッターを導入してからは、
格段にその事故件数は減ったようです。

しかし。

ここで少しおかしなことがあります。

同じ大型車なのに「バス」にはこの「スピードリミッター」という装置の装着が、
義務付けられてないんですよね。

ただこれは運転手の方も知っている人が多いと思います。

では、

「なぜバスだけ大丈夫なの?」

と感じた人も多いはず。

というわけでその理由について調べてみました。

バスがスピードリミッターの装着を義務付けられていない理由

追突事故が少ないと理由から義務付けがされなかった

国土交通省自動車交通局技術安全部 技術企画課によれば、大型トラックと大型バスの追突事故率の違いに起因するそうだ。
…引用元…webcartop

簡単に言うと、バスは事故が少ないから「義務付け」がなされなかった。

ということになります。

おかしな話ですよね。

乗せているのは「モノ」ではなく、
「ヒト」なのに。

ちなみにスピードリミッターを外すとどんな罰則がある?

たぶん運転手なら「一度」はふと頭をよぎったことが、
あるのではないでしょうか?

「これ、リミッター取ったらどうなるんだろう…」

答えをいうと、一発で”事件”になる事案です。

今年の2月、京都運輸支局は京都府警察本部から速度違反を助長する自動車部品(Lジョイント※1)を装着し、速度違反で走行する大型トラックの取り締まり等への協力要請を受け、奈良運輸支局と独立行政法人自動車技術総合機構近畿検査部とが連携し、高速道路における速度超過等の大型トラック3台に対し、速度抑制装置※2の機能検査を行ったところ、時速90キロで抑制されるべき最高速度が時速103キロから108キロと計測され、速度抑制装置の作動速度を増速させる不正改造が確認されたため、道路運送車両法に基づく整備命令※3を発令しました。

これにより京都府警察本部は、トラック運転手3名に対し道路運送車両法違反等について事件送致するとともに、Lジョイントをインターネットオークションに出品していた販売者を道路交通法違反幇助及び道路運送車両法違反幇助容疑で逮捕したという事件がありました。

…引用元…運輸安全総研トラバスのブログ

引用文に「事件送致」と書かれているので、
まず間違いなく「注意」やそういった類のことだけで終わらないのは、
しっかりとわかると思います。

「不正改造」とかそういった生易しいものではないと思うので、
良からぬことは考えないようにしましょうね。

また、この「不正部品」を販売した人は、
「違反幇助」ということでしっかりと逮捕までされています。

まとめ

正直「事故が少ないから」という理由で、
バスに装着を義務付けなかったのはかなりナンセンスだと思います。

事故率の低さとか、

「そこじゃなかろう」

という感じなんですよね。

先ほども書きましたが、乗せてるのは「荷物」じゃなくて「人命」です。

少しでも事故の確率を下げられる「術」があるなら、
正直それをやらない手はないじゃないかと。

ただ、バス全体に「義務付け」となると、
市街地しか走らない「路線バス」も入ってしまう。

そういったことも「勘案」されてと「先ほど引用したページ」に書いてありましたが、
いや「高速道路」を走る車両だけに「義務付け」することくらい、
簡単だろうーに。って思いますけどね。

たまに高速道路を走っていると、
かっ飛ばしてる高速バスを頻繁に見かけます。

早く、リミッターが装着されることを願わんばかりですね。

物流コラム
スポンサーリンク
この記事を書いた人
丘

運んで運んで6年目です。
最近では、
運ぶだけではこの先厳しいのではないか?と思い「運ちゃんネット」を作ってみました。

丘をフォローする
丘をフォローする



この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
運ちゃんネット

コメント